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ハルジオン

野の花を想いながら詩を書いています

まるい月に向かって

日が沈んだばかりの
まだ明るい空にまあるい月
十五夜は近い

病院からの帰り道
まるい月に向かって車を走らせる

美しい空と月が現実から2センチ
身体を浮遊させてくれる

まるい月に向かって走ろう
明日もきっとがんばれる


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[ 2018/07/27 12:51 ] | TB(-) | CM(0)

白ゆり

緊張しいの性格がどこかで突っ張らかっている
辛いのはあなたで、あなたのために私のできることは
ほんの少ししかないのに
どこかで限界を超えてしまったのか
身体が音を上げている
身体の調子が悪いと、気持ちも落ちる
少し休もう
そうすれば元に戻るから

朝の庭で花開いた、白ゆりの香りを吸い込めば
甘い香りに包まれて、しばし、頭の中は空っぽに
目を閉じれば、そこにあるのは真っ暗な花の香りの宇宙
銀河を漂い、ただ天体を眺める人になる


[ 2018/07/16 13:17 ] | TB(-) | CM(0)

夏の朝

日の出前、空が明るくなった頃
小鳥の声がにぎやかになってくる
空を行くカラスの鳴き声が遠のいていく

近くの木から、殻から抜け出たばかり
初めて音を出すような
初々しいセミの鳴き声が
ひとこえ、ふたこえ
聞こえたかと思えばすぐに止み
他のセミたちの鳴き声が大きくなる

遠くから胸を射るように
高く、せつなくヒグラシの声がして
ひとすじ、ふたすじ
届いただけなのに
貫かれた心を
じっと耳を澄まして聴いている



[ 2018/07/14 10:35 ] | TB(-) | CM(0)