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ハルジオン

野の花を想いながら詩を書いています

ハジケテトンダ 草の種

何もないような素知らぬふり
ハジケテトンダ 草の種
消えていくポーカーフェイス

「生きるって、つらいことが多い」
そんな言葉つぶやいてみる

草の波
風が渡る
ハジケテトンダ 草の種

いっそ泣けたらいいのに
空は曇り
雨じゃない
晴れたり曇ったり
いっそ笑おうか

草の波
風が渡る
ハジケテトンダ 草の種



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[ 2018/11/11 23:35 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)

秋桜

やっと とげが抜けた
痛みをともなって
繰り返し訪れていたものが
消えていった
あの朝の秋

その花の風情から受けた秋が
老いた心にからまって
幾度となく思いだされた
秋のとげのように

空 高く澄み
川辺に咲く秋桜は
少女のように笑う
おだやかな秋
これも秋


[ 2018/11/04 08:07 ] | TB(-) | CM(0)

白薔薇

愛してるなんて言えない

この言葉の底に愛は流れているのか

白い薔薇が風に揺れている


[ 2018/10/27 13:31 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)

ひとときの

ひととき 感じるもの
数日後にはもうないもの

朝まだき
こころ惹かれた小さな花
その赤さゆえに
その侘しさゆえに

花数が増えれば
風情は変わり
ただ目が楽しむものになる

ひととき 感じたもの
風に吹かれて消えていくもの

なぜか思いの中にいつまでも留まり
ひそやかに足を濡らす波のように
寄せては返す 時の海原から
繰り返し 繰り返し
かすかな痛みのように


[ 2018/10/17 14:58 ] | TB(-) | CM(0)

青い瞳

ぽつり ぽつり雨が降る 風の冷たい午後
いつもの道の傍らに 群れで咲くつゆ草が
濡れた瞳でこっちを見ている


[ 2018/10/15 11:58 ] | TB(-) | CM(0)